SUSTAINABILITY

サステナビリティへの取り組み

味噌づくりを通して、人・環境・社会を幸せにする

私たちのみそ造りは、様々な人や自然環境、地域社会の恩恵を受けて成り立ちます。そのため、関わる全ての人や自然への感謝、地域社会への貢献を念頭に、皆が幸せで希望あふれる共存共栄の未来に向けた取り組みを続けています。
 
ここでは「食の安心・安全」「環境への配慮」「地域・社会と共に」「職場環境」の4つの切り口から、その主だった取り組みをご紹介します。

安心・安全の徹底

食の安心・安全は、お客様の信頼にこたえられる品質があってこそ。
「おいしく、きれいに、きもちよく」の社訓を基に、日々製品やサービスの品質を高め、安心・安全な製品管理の徹底に努めてまいります。
そして、信頼されるモノづくりでお客様へ「おいしさ」、「楽しさ」、「安心感」の提供を行います。

食の安全 国際規格FSSC22000を用いた味噌づくり
2017年10月、株式会社西京味噌 丹波醸房は、食品安全マネジメントシステムの国際規格であるFSSC22000の認証を取得しました。
FSSC22000はオランダの食品安全認証団体(FSSC財団)によって開発された国際的な食品安全マネジメントシステム規格で、GFSI(Global Food Safety Initiative:世界の流通・食品大手企業が加入する組織)が取引先に求めている認証規格の1つです。

国際的に通用する同規格に則った管理を行うことで、お客様へ安心・安全な製品の提供に努めてまいります。

登録番号:JMAQA-FC161
認証範囲:米味噌、調合味噌、味噌加工品の製造

環境への配慮

地球の豊かな自然環境を次の世代につなぐため、CO₂ 排出量の削減(地球温暖化防止)や廃棄物の削減と再生可能エネルギーの有効活用を推進し、自然環境への負荷を可能な限り減らす取り組みを行っています。

再生可能エネルギーの利用「TROLL®」とCO₂ 削減
丹波醸房では、限りある地球資源を守るために、2020年より工場廃水を省エネルギーで処理する“UASB方式嫌気性廃水処理装置TROLL®”を導入しています。 この装置は廃水の処理過程で発生するメタンガスを回収し、再生可能エネルギーとして有効活用することができるものです。さらに、汚泥の発生量を従来の1/3~1/10程度に減らすことができるため、廃棄物の大幅な削減も期待できます。

クリーンな燃料「LPGガス」の使用
丹波醸房で使用するボイラー燃料を重油からクリーンなエネルギーとも言われるLPGガスに変更しました。LPGガスは、重油に比べCO₂や窒素酸化物の排出量が少なく、燃焼時も人体に有害な硫化物やすすを排出しない環境負荷を抑えたエネルギーです。

その他の取り組み

  • 工場等で使用する照明を省電力のLED照明へ切替(CO₂ 排出量の削減)
  • ペーパーレス化、包装資材の改良(紙の使用量削減)

地域社会とともに

地域社会に密着した取り組みから互いの発展と豊かな社会を実現。更には日本の伝統食「みそ」を次の世代へ。

京都マラソンへの協賛
毎年16,000人が参加する京都マラソン。京都に本社を置く企業として、「京都の魅力とおもてなしを皆様に」との想いで、2014年より毎年、ランナーの皆様に提供される「みそ汁」に“西京白みそ”を提供しています。西京白みそ特有の優しい甘みが「走り終えた体に染み渡る」と好評いただいています。

地元大学との産学連携
「大学のまち・学生のまち」と言われるほど、多くの大学がある京都という立地を生かして、地元大学生のアクティブな学びの応援を行っています。共に課題に取り組むことで生まれる、学生ならではの柔軟な発想や貴重な意見は、実際の業務に活かされています。

スポーツ支援事業
西京味噌はプロ・トライアスリートの谷選手、西谷選手を応援しています。

谷新吾選手

高校生の時、偶然テレビで見た宮古島トライアスロンに憧れ20歳でトライアスロンデビュー。
会社員を経て93年トライアスロン実業団時代にアイアンマンハワイで世界12位にランクイン、97年宮古島優勝。40歳を過ぎてからも11・14年皆生優勝、16年宮古島6位など第一線で活躍している。近年は愛知県豊川市にトライアスロンスクールを開校しコーチとしても活躍中。
1967年熊本県生まれ。

西内洋行選手

大学までやっていた競泳では、全国で上位に入ることが難しかったところ、トライアスロンと出会い、転向を決意。
転向から3,4年は成績が伸びずに悩むも、1999年に天草国際トライアスロン大会で初優勝。翌2000年のシドニーオリンピック、2004年アテネオリンピックに出場する。
現在は、肉体の限界に挑戦すべく、長距離のトライアスロンレースを中心に参戦している。また、トライアスロンの普及にも努め「ラブトライアスロン」を主催。

働きやすい職場づくり

従業員一人ひとりの個性や多様な働き方を尊重する、ワークライフバランスの実現に取り組み、個々の能力を最大限に発揮できる環境を目指します。

多様性、人権を尊重する環境
全従業員の半数を女性が占める弊社では、職種に関係なく女性従業員が活躍しています。
出産・育児、介護といったライフイベントとキャリア形成が両立できるように、休業や短時間勤務、時間単位の有給休暇などフレキシブルな働き方を支援する制度を整備しています。
また、育児や介護、自己啓発などで、一旦仕事を離れた場合でも、復職が可能なジョブリターン制度(規定・条件あり)を設けています。これらの制度は、男女ともに育児や介護など個々の事情があっても、自己啓発やキャリアアップを可能とする一助となっています。

人材育成制度
”現場体験こそ学びであり、キャリア形成にも通じる”と考え、入社後は全員が丹波醸房で味噌の基本を学びます。
製造現場で自社製品への理解を深めるとともに、メンターから「働く意欲」を学ぶコミュニケーションの場ともなっています。
配属部署では、OJTを基本に社外研修や通信教育を活用し、目標へのチャレンジから達成までのサポートを先輩従業員が行います。マネージャー層へは、マネジメントスキルに関するトレーニングや資格取得支援など、幅広い能力開発のサポートを行っています。
従業員一人一人が意識・行動の変革をタイムリーに図れ、それぞれの成⻑と成果創出が実現できるように支援しています。

社内クラブ活動の支援
スポーツを通じた心身の健全な発達と従業員同士の交流、並びに地域への貢献を目的に卓球クラブ「西京味噌いかる」を支援しています。

従業員表彰制度
永年勤続や業務改善提案など、業務に関わる表彰制度とは別に、社会貢献や自己啓発を積極的に行う従業員の表彰制度を設けています。「災害ボランティアへの参加」、「スポーツ大会入賞」など、社内外関係なく従業員が積極的に活躍する場を応援しています。

健全な労働環境
風通しの良い社内風土のために、全従業員を対象とした定期報告会を年に一度開催し、上司との個別面談や部門間のコミュニケーションから生まれるアイデアや意見を発表する機会を創出しています。

仕事にやりがいを見出し、成長していくためには、潜在的な課題をチームで解決していく必要があります。
部門を越えた活発なコミュニケーションから課題を見つけ、解決に向けたアクションを具体化する「場」の提供を目的に、従業員の交流補助制度を設け、丹波醸房の食堂をミーティングルームとして活用できるように整備、解放しています。

自然光が降り注ぐ大きくとった窓から望む、長閑な田園風景と青々と木々がリラックスした雰囲気を醸すこの場所は、自由なアイデアが生まれるスペースとなっています。

また、全社で強化する取り組みの一つに5S活動(※)があります。
私たちの5S活動は、職場での「安全性の確保」と「業務効率化」からお客様満足度の向上と信頼される企業である事を目指すものです。
全従業員が意識して取り組む事で、業務に専念できる労働環境の改善が図れ、「みんなで会社をより良くしよう」といった気風が生まれています。
※5S活動とは、職場環境を整えるための5つの要素「整理、整頓、清掃、清潔、しつけ」のこと

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