お知らせ
新丹波醸房のご案内
株式会社西京味噌新「丹波醸房」竣工
~食の安心・安全と環境に配慮した人と自然にやさしい次世代の味噌造り~
この度、京都府綾部市の工業団地に新たな生産拠点として「新丹波醸房」を建設し、操業を開始いたします。国内24年ぶりとなる新丹波醸房は、白みそ発祥の地「京都」の地域特性を活かしながら、HACCPに準じた一層高度な衛生管理を行い、環境への負荷を低減した生産設備の実現を目指しています。
新丹波醸房の特徴
当社は、食品安全マネジメントシステム(FSSC2200)の認証を取得し、安心・安全な商品の提供に取り組んで参りましたが、需要の増加に伴って、高効率の設備導入や今後の拡張性が課題となっておりました。
新丹波醸房では、HACCP手法を用いた衛生管理の下、伝統的醸造技術をより高度に活用する最新設備を導入し、グローバル基準の味噌造りを行います。また、当社が長年に渡って養ってきた「人」の技を活かし、そして次世代(人)に伝えるため、働き易く成長できる職場環境の整備に努めております。
和食の広がりと共に世界的に需要が高まるなか、多岐にわたるニーズを的確に捉えた高度なご提案や迅速な課題解決でお応えいたします。
環境への配慮
人・環境にやさしい工場をめざし、工場排水から生産するバイオ再生エネルギーを利用します。
嫌気性グラニュール菌体を用いたUASB方式嫌気性処理装置TROLL®により、工場排水をバイオガスと二酸化炭素に分解し、ここで得たバイオガスをエネルギーとして工場で利用することで、廃棄物を減らして環境負荷の低減を実現します。
また工場内は、快適な環境を維持する空気の循環システムを構築し、空調機器などを使わずに一定の温度が保てるように管理します。
「人」に寄り添う職場環境
高い生産性と労働環境の改善を進め、女性や高齢者でも負荷なく現場作業ができ、働く人が誇りを持ち、様々な意見やアイデアを出し合える
環境作りを行います。
当工場従業員の半数が女性であるという構成を踏まえ、ワークプレイスの考えを設計に取り入れました。
研修室としても利用可能なホールに加え、グループミーティングにも活用出来る食堂や更衣室、卓球場(リラックスルーム)など、働く人が気持ち良く過ごせる環境も整えました。
チャレンジ(品質とスピード)
創業より培った味噌造りの技術を継承し、徹底した衛生管理のもとで安全で安心してお召し上がりいただける伝統の味を守ります。
国内外のニーズに柔軟に対応するため、生産・開発スペースを2倍に拡張し、綾部流通センター(綾部市とよさか町12番2)が隣接していることで、開発・生産・発送までを一貫してスピーディに行う体制を整えました。
ユーザー様からの要望には、打ち合わせ(営業)から試作提案・改良(研究開発・品質管理)、本生産(製造)までが直結し、高精度で迅速なリターンが可能になります。