京都生まれ育ち。おせち料理や季節の行事食を得意とし
暦に添ったお祝い料理や普段の家庭料理を伝える。
その他、盛り付け指南、商品開発、監修業務を担当。
子供たちに本物の食を伝える食育活動にも力を注いでいる。
京の三大祭りのひとつ
祇園祭が行われる7月を迎えました。
この時期の京都は盆地ならではの蒸暑さ。
夏土用も控えていることから
からだに優しい『しじみのお味噌汁』を作ります。
作り方のポイントは
しじみの貝を洗い、砂だしをします。
また、昆布と酒をつかい品の良い味わいに仕上げます。
水に塩を溶かしたものをしじみの頭が隠れるくらいに注ぎます。そこへペーパーをかぶせ約2〜3時間置き、貝をこするように洗います。
鍋にしじみ、水、昆布、酒を加えて貝の口が開いたころに味噌をときます。今回は西京赤みそをつかいました。
お椀に注ぎ、好みで粉山椒をふりかけて完成です。
赤味噌から健康管理。
暑い夏こそお味噌汁をいただきませんか。
つくり方
- 水200ccに塩小さじ1を加えよく溶かす。
- しじみは浅めのバットに入れ①を注ぎ、ペーパーをかぶせ2〜3時間置く。
- 鍋にしじみ、水、酒、昆布を入れ弱火にかける。(アクはすくう)
- 貝の口が開いたら昆布を取り出し味噌をとく。
- お椀に注ぎ、好みで粉山椒をふる。
ポイント:しじみの下処理をおこなうことで洗練された味わいに。
アクはすくい取りましょう。
材料(2人前)
しじみ | 200g |
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水 | 500cc |
酒 | 大さじ1 |
昆布 | 5cm角1枚 |
赤味噌 | 適量 |
粉山椒 | 少々 |
小宮理実(こみやりみ)
料理研究家