HISTORY

西京味噌について

株式会社西京味噌の歴史

今からおよそ200年前、丹波杜氏であった当家初代、丹波屋茂助が禁裏御所(今の京都御所)のご用命を受け、宮中の料理用味噌を吟醸し、献上したのが始まりです。

往時より京都には、茶人や文人が多く住み都の文化を育て、また数多くの料理人が京料理を追求し伝承して来ました。そのような人々とともに、当家は京都を代表する銘醸として歩んでまいりました。

明治維新により都が江戸へ遷都され「東京」となり、京都をそれに対し「西京」とも呼んだことから、特に西京味噌といわれるようになり今日に至っております。

西京味噌・西京白みそ

日本には、味や色、麹の種類や産地の違いで様々な味噌があります。
全国に多種多様な味噌があるのは、その土地の気候、風土に根ざした趣ある食文化を担い、日本人の食生活に欠かせない調味料だからです。

『西京味噌』は、千余年にわたり政治、経済、文化の中心であった京都で生まれ、雅やかな王朝文化の中で育まれた京味噌です。甘味が強く色の白い『西京味噌』は、正月をはじめとする宮中のハレの儀式に重用され、有職料理、茶事の懐石(茶懐石)、禅宗の精進料理の系譜が渾然一体となった京料理に欠かせない調味料となりました。

米麹をふんだんに使った上品な甘味と低めの塩分、美しい淡黄色の『西京味噌』は“まったりとした柔らかい甘味”が特徴で、弊社の代表銘柄として「白みそ」と言えば、「西京味噌」、「西京白みそ」と言われるまで全国でご愛顧頂いております。

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